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Studio Okamoto の 徒然日記

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2010年 06月 03日

トラクトリックホーン

先日linfof工房さんに作っていただいたホーンはトラクトリックホーンといいます。
あまり聞き慣れないホーンですが、歴史が古く、80年位前にイギリス人によって特許が
取得されています。

おっと、勝手に使っちゃいけなかったのか
既に、特許は切れていると思うのですが

下の図面は今回のホーン曲線です。

トラクトリックホーン_d0138082_8245742.jpg

無理なく球面波が出来そうでしょ
ホーン曲線の接線とホーンの中心線は交わり、その交点とホーン曲線の接点との距離は常に一定です。
フルサイズのホーンマウスは90度に開いています。
他のホーン曲線は終わりが無いのに対して、トラクトリックホーンは90度に開いて終わります。

このホーンはカットオフ600Hzです。推奨クロスオーバーは1,000Hz以上とします。
このホーン曲線は、私が書いた物なので、自由に使ってくださいまし。
ただし、性能の保証はありません。^_^;


今までに、無垢の木をくり貫いて作られたトラクトリックホーンを見たことはありません。
多分どこかで、同じことを考えている人がいると思うけど

でもでも、もしかしたら、世界初かも
と言うことで、ぐっと迫った写真を追加公開します。
トラクトリックホーン_d0138082_4191567.jpg

トラクトリックホーン_d0138082_4194529.jpg
ネットワークもGEの大きなコンデンサーを追加、抵抗も微調整しました。
少しだけですが、先日よりよくなっていると思います。

by okamoto-arch | 2010-06-03 01:07 | オーディオ&音楽 | Comments(2)
Commented by flashdaiyouryou at 2010-06-03 03:57
こんばんは。
興味深いものを造られましたね。

一つ前の記事のOFF会も楽しそうで羨ましいです。
私もいつか参加したいです。
Commented by okamoto-arch at 2010-06-03 16:34
flashdaiyouryouさん こんにちは

興味をもたれましたか。
よさそうでしょう。
このホーンではマウスのところで音が2π(半球)になります。
なので、通常のホーンよりも指向性は広いと思われます。
また、ホーン長さは2307よりも短く、フルホーンで158mmとなり、
ウーハーの振動板と位置が合わせ易いと思います。

御昼休みに、コンデンサーを0.64μF追加
また少し、繋がりがよくなったようです。

金沢へおいでの歳は声を掛けてください。
BBQ程度でしたら、御馳走します


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