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Studio Okamoto の 徒然日記

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2010年 05月 12日

バラしてはみたものの

LENCOのアーム 針圧が不安定なのは上下方向の回転部分に難ありとにらみ、回転部分をバラしてみました。





バラしてはみたものの_d0138082_15544960.jpg

バラしてはみたものの_d0138082_1553597.jpg

ベアリングが入っていました。
グリスは酸化しています。
アルコールで酸化したグリスを除去して、取り合えずミシン油でグリスアップして、元に戻そうとしましたが、
うまくいきません。
キャップを締め過ぎると、リングに余分な力がかかってリングが変形し、小さなボールが落ちてしまいます。
リングのプレートを調整しなければ行けないのでしょう。
締め過ぎれば、回転の摩擦が大きくなるだろうし、ゆるいとボールが落ちてしまうだろうし・・・・・・^_^;

グリスはどの程度の粘性があればよいのかな。

手持ちのオイルは、ミシン油 シリコンオイル チェーンソーのオイル 油圧シリンダーのオイルかな
多分ある程度の粘性が必要だと思うのですが


バラしてはみたものの_d0138082_1555115.jpg
LENCOのアームはダイナミックバランス式であるが、バネの力をどのように使っているのか理解出来ません。
通常はバネの力を針先が下がる方向に使うが、後ろに錘がないので、違うような気がします。
このアームの機構が理解出来ていません。
困ったな!





オーディオルームは暗いので、仕事場でLENCOアームをさわる事に

バラしてはみたものの_d0138082_17594768.jpg

あれれ バネが外れてしまいました。
バネが伸びています。
要交換ですね

またまた、難易度が高くなりました。
バラしてはみたものの_d0138082_1843882.jpg

バネがなくなり、内部構造が、なんとなく理解出来ました。
Kazzさん、電話で話していた構造と違いました。
最近老眼が進んで、小さな物が見えにくくなって来ました。
それにしても、内部は汚れているな

オーバーホールするか。




わぁ~ついにばらばらになってしまいました。

バラしてはみたものの_d0138082_18454563.jpg

さてこの結末は

by okamoto-arch | 2010-05-12 16:50 | オーディオ&音楽 | Comments(13)
Commented by Kazz at 2010-05-12 18:22 x
写真だけですので定かではありませんが
ダイヤルはバネのテンションを調節する為に
バネ受けを前後に動かしているだけで
先程お話した様に 支点・力点の縦方向のズレから
アームを持ち上げる力を得ている様に見えます。
んでバネのテンションを下げるとシェル部の自重によって
針圧がかかるって感じかな?

グリスはやっぱペダルグリスが良さそうです。
もしデュラエースのが高価で躊躇しちゃうってんなら
カンパのグリスを小分けして チョイと送って差し上げても良いっすよ!
Commented by okamoto-arch at 2010-05-12 19:21
アームの構造はKazzさんのご指摘の通りです。
針圧がかかり過ぎていたのは、バネが伸びたためだと思います。
ホームセンターで探してきます。

グリスはこちらで手に入れます。

今夜は、我が家にあるシリコングリスで戻してみます。
グリスがあっても元に戻せなかったら意味無いし!

また、アドバイスお願いします。
Commented by のだっち at 2010-05-13 19:26 x
あらら、バラバラですね(^^; バネの伸びということですから、どのみちバラす必要はあったのでしょうけど、なかなか大変そうです。バネって、意外と固有振動数というか、その係数がけっこう重要かもしれません。強いばね一重より、少し細くめのバネをチョイスして、更に細くて弱いバネと2重に組み合わせて使うとか、色々な裏技もできそうですが、やはりオリジナル設計に基づいたレストアが基本ですね。

無時組みあがることを願ってます。
Commented by Kazz at 2010-05-13 22:14 x
バネは そのままで弱いゴムを足してみるとかね!
Commented by okamoto-arch at 2010-05-13 22:55
のだっちさん Kazzさん こんばんは
悪戦苦闘しとります。

バネは一巻半ほど短くして、カートリッジを取り付けた状態でバランスが取れました。
第1関門は、なんとか突破しました

でも、ベアリングがうまくなじまない。
キャップをしてもベアリングのボールだけが落ちたり。
締め過ぎると、アームの上下動に支障があったり

何度もトライしましたが、駄目みたい。
そのうち、ボールが2個床に落ちてしまい行方しれず。
どないしよう。
Commented by Kazz at 2010-05-14 07:39 x
げげ!ボール無くしちゃいましたか…

打開策ですが 先ず ボールのサイズを測る⇒
同一サイズ又は近いサイズのボールを多めに購入する⇒
軸にグリスをタップリ塗る⇒
プレートを使わず軸のグリスにボールをギッシリ並べる⇒
キャップを適度に締めて動きを確認する
ってな感じで如何でしょうか?

ボールのみの方がフリクション的には有利だし
古いスイス製の製品ですので同一サイズのボールが有るか
怪しいっすからね。
ボールを並べる際はグリスにヒッツケる感じでやれば
比較的簡単に行えると思います。
キャップの方にはボールがヒッツカない程度に薄くグリスを塗るか
全く塗らないのがコツです。
ボールが多すぎると同心円状の回転が出来ず動きが悪くなりますので
御注意下さい。
まぁ然程高負荷な軸受けじゃないのでイケルと思いますよ!
頑張って下さいませ。
Commented by okamoto-arch at 2010-05-14 09:40
やっちゃいました。
やるような気がしてたんです。
ほんま馬鹿ですね!

でもでも、冷静に考えてこれを機に別の方法がないかと思案していました。
その方法は偶然にもKazzさんと同じ方法でした。
下記でベアリングボールの販売をしています。
http://www.b-furuyama.com/index.htm

しかし、やなさんが有益な情報提供してくれました。
http://www.lencoheaven.net/forum/index.php?topic=2655.0
この方法、誰かさんと一緒ではありませんか

と言うことで、先ずはこの方法で試す事に

ベアリングを納めるカップのそこが面取りされているので
7x4x3のベアリングを注文しました。
さてどうなるかな
Commented by Kazz at 2010-05-14 10:53 x
oh! まさにカズアームと同じ方法!
上手くイクと良いっすね!

ワタクシは次の部品集めを始めてしまいました。
アッ!と驚く様なアームになる予定です。
乞う御期待???
Commented by okamoto-arch at 2010-05-15 01:32
次はどんなアームかな
楽しみにしています。
Commented by BB at 2010-05-15 09:13 x
ついにアームのほうまで手をつけられましたか!すごいですね!
細かな部品を扱う時は、浅くて大きな箱の中で作業するのが
良いですよ(仕事柄、工業用計測器を修理したりしてますので、
習慣にしてます)軸受けは音に大きな影響があるので、精度が
上がれば音もシャキッとしそうで楽しみですね!
ナゴヤ軍団は静岡遠征してましたが、アームに金線を使って
おられたのは驚きでした。いやー、他の人の装置で聴かせて
いただくのは本当に楽しいです
Commented by okamoto-arch at 2010-05-15 20:11
BBさん
こんにちは

このような作業に不慣れなのと、不器用さを露呈した結果となりました。
でも、古いものは、構造が単純なので、代替え品があるので、命拾いしました。 
今はベアリング待ちです
きっと直ってくれるものと信じています。

アームのケーブルに金線ですか。
どんな音がするのかな。

アナログに関しては今はケーブルでチューニングする以前の段階です。


それにしても名古屋軍団の方々は元気ですね。

Commented by shun at 2010-05-16 11:00 x
okamotoさん、ご無沙汰しております。

トーンアームの分解修理ですか。凄い出すね。私にはとてもとても。しかし一口にアームと言っても
様々なスタイルが有って有る意味とても面白い世界です。ダイナミックバランス、スタティックバランス
、ジンバルサポート、ナイフエッジ、ワンポイントオイルダンプ、ストレートアーム、S字型、J型、そして
リニアトラッキング等々、多種多様でそれぞれの組み合わせも考えると無数のアームスタイルが考えられます。

その中から自分の好みを見つけるとなると大変ですよね。昔アーム内部の配線を変える記事が
有りましたが、アームの精密さを考えると手が出ませんでした。しかし金線とは豪華ですね。
そんな物どこで売ってるのかな?素人考えでは、銀、銅よりも抵抗が大きいのでどんなメリット
が有るのでしょうか。
Commented by okamoto-arch at 2010-05-17 05:37
shun さんごぶさたしています。
いやはや、誰かさんの影響で、アームの深い世界の入り口に来てしまいました。
ちょっと覗くだけにしようと思っていたのですが、ついつい・・・・・・・

現在SHUREのM64というフォノイコが4台(うち一台はのだっちさんから御借りしているもの)と
やなさん製作のM64とM64Aがあります。
それぞれ、少しづつ音が違い、アームとの相性もあり、単純にアームだけの
性能を確認することの難しさを痛感しています。

この深い世界へ入り込むと出れなくなりそうで、恐いです。
でも、ガラード+Jazzにはダイナミックバランス式しかないと感じています。


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