Studio Okamoto の 徒然日記

okamoto1.exblog.jp
ブログトップ
2018年 01月 06日

やなさんの最新DAC聞き比べ

d0138082_22331468.jpg
年末に登場したやなさん最新DAC3種の聞き比べをしました。
DAC部の電源は、やなさんのTPS7A4700デュアル電源基板4枚8回路トロイダルトランス4個で構成しました。
d0138082_22331796.jpg
I/V変換には、TAMURAのTF-5713を使います。
トランスとの相性があるので、どれを使うか迷いましたが、最近一番のお気に入りトランスを使うことにしました。

d0138082_22331162.jpg
プリアンプは12AU7を使ったトンビさん自作のプリアンプ
パワーアンプはkazzさん製作の636APP

d0138082_22330827.jpg
そしてスピーカーはGrundig360+ツイーターです。
d0138082_22330407.jpg
プレーヤーはラズベリーパイb+ (volumio2)です。
音源はNASに保存したOne GuiterとCANTATE DOMINOとドルフィーのナンバー3曲です。
One GuiterとCANTATE DOMINOは、ハイレゾ音源。ドルフィーはCDをリッピングしたものです。
d0138082_22453433.jpg


d0138082_22332935.jpg
まずは、ES9038DM2から聞きます。
DAI3で、DSD24.5Mに変換してES9038DM2へ送ります。

凄い‼️
One Guiterの出だしの一音を聴いただけで、只者でないと感じました。

何が❓
S/Nが今まで聞いたどのDACよりもよい。
空間描写が、とてつもなく自然です。
スピーカーから後ろに広がる音空間は、感動的です。
解像度が高く、響が美しいです。
音の立ち上がりが早く、美しい余韻を残しながら空間に音が消えてゆく。

こりゃ、たまげた。
以前のES9038DMよりも、かなり良いです。
新しい録音も古い録音も関係なくすばらしい。
ソロ・カルテット・オーケストラもjazzでもクラシックも関係なく素晴らしい。
歴代のやなさんDACの中で最もお気に入りのDACです。

このDACの音をどう表現したら良いのだろうか。
私の表現力が、チープ過ぎる。
強いて言うならば、音源の情報に何も足さないし、何も引かない。

現実は、決してそうでは無いのだろうけど、そう感じる音である。



d0138082_22333344.jpg
次は、AK4497DM2です。
ES9038DM2と同じく、DAI3でDSD24.5Mに変換して聞きます。
こちらも、大いに期待できます。

おっと、進化したES9038DM2の後に聞くと、普通の音に聞こえてしまいます。

これだけを聞いていたら、すばらしい音なんですが、聞く順番が悪かったかな^^;
DSD24.5MからPCM768Kに変更してみました。
こちらの方がずっと良い感じです。
以前のバージョンだとDSDの方が良かったんだけど
設定が、間違っているのかな?
それとも、エージング不足。
そう言えば、AK4497DM2は、数時間だけしか聴いていない。

後日、前バージョンのAK4497DMと聞き比べてみたいと思います。


d0138082_22334074.jpg
最後にR-2R基板です。
こちらはDAI3でPCM384Kに変換してR-2Rへ送ります。
d0138082_22334429.jpg
ES9083DM2ほどの解像度はありませんが、アナログを聞いているかのような野太く滑らかな音が特徴です。
オルトフォンのortofonのSPUの様な感じかな。
ノイズ面では、ES9038DM2には及びませんが、中域を中心としたエネルギーバランスで、とても聞きやすく音楽に引き込まれます。
音場は広くありませんが、スピーカーの間にプレーヤーがいる様に感じます。
jazz向きかも。

個人的に好みの音です。

d0138082_11205034.jpg
DAC基盤だけでなく、DAI基盤も音がよくなっていると思います。

DAI2とP2Dを聴き比べるとP2Dの方が、力強く好みの音でしたが、DAI3は、P2Dよりも良い様に感じます。
マイコンが別基板になっているのが良いのかな。

DAIも2から進歩したDAI3もお薦めです。

R-2RをメインDACとするのであれば、デジタルデータの入り口は、P2Dでも良いかもしれないけれど、ES9038DMやAK4497DMを使うのであれば、DAI共に最新バージョンにすべきだと思います。
その理由は、マイコンを乗せたコントロール基盤で、DAIもDACもコントロールできるからです。
マイコンのノイズを軽減し、各基盤はマイコンが無くなり、回路が理想的な、レイアウトになった事が音に現れているのだと思います。


今回の試聴の結果を整理してみよう。
S/N ES9038DM2>AK4497DM2>R-2R
解像度 ES9038DM2>AK4497DM=R-2R
帯域の広さ ES9038DM2>AK4497DM2>R-2R
帯域バランス ES9038DM2>R-2R>AK4497DM2
力強さ ES9038DM2≧R-2R>AK4497DM2
濃厚さ R-2R≧ES9038DM2>AK4497DM2
空間情報 ES9038DM2>AK4497DM=R-2R

個人的に総合判断するとES9038DM2>R-2R>AK4497DM2となりました。
当然、再生環境が変われば評価は変わるでしょう。
配布されるパーツ以外は違ってくるので、当然影響はあるでしょう。
また、私の音の好みも少し偏りがあると思います。
その点は、ご了承ください。

それにしても、DAI3+ES9038DM2は凄いと思います。
遂にここまで来たかという感じです。
最近の高級市販オーディオを聴いていないので、私の感想は浦島太郎状態かもしれません。


最後にR-2Rはもっと伸びしろがあると思います。
やなさんの今後に期待したい。

やなさん 今回も貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。









[PR]

by okamoto-arch | 2018-01-06 23:18 | オーディオ&音楽 | Comments(7)
Commented by てにえ at 2018-01-07 06:41 x
やなさんの新作DACの比較試聴を心待ちにしておりました。私も、okamotoさんと並ぶやなさんの基板の大ファンで、新しい基板が頒布されるとすぐに購入するので、大概の基板は初期の版を持っております。しかし、作る時間がなくてグズグズしていると、積極果敢なやなさんから改良版が出されて性能が一段と向上するので、そこが少し悩ましいところです。

9038DMもDAI2も初版を2枚ずつ購入し、未製作で手元にあります。

さて、okamotoさんの試聴で、新しい版がそんなに良くなっているとすると、とても素晴らしいだけに、ちょっと悩みますね。と言いつつ、まだ当分作る時間が取れないのがまた悩みでもあります。

しようのないコメント、失礼致しました。
Commented by okamoto-arch at 2018-01-07 09:22
てにえさん
早々にコメント頂きありがとうございました。
拙いインプレッションで申し訳ないです。

今回できるだけ条件を変えないで試聴できる様にしましたが、一瞬に切り替わる訳ではないので、4・5時間まとまった時間が必要でした。
その時間が取れなくて、試聴記が年越しとなってしまいました。

進化を続けるやなさんDAC
ES9838に関しては、これが最終バージョンと思っても良いのでは無いでしょうか。
今までのマイナーバージョンアップとは、次元が違っていると思います。

もうしばらく、試聴を続けて今回の書き込みを加筆訂正していきたいと思いますので、
時間がある時に、覗いてください。

てにえさん、お忙しい中コメントいただきありがとうございました。


Commented by suzuki at 2018-01-08 05:40 x
随分ご無沙汰ですが、あけましておめでとうございます。
仕事の関係で、1年以上ハンダ鏝を触れない状態で、
やなさん基板が貯まる一方です。
Commented by okamoto-arch at 2018-01-08 09:42
suzuki さん あけましておめでとうございます。
その節は、お世話になりました。

仕事が忙しそうですね。

我が家の環境では、DAI3+ES9038DM2は、今までのDACよりも確実に頭一つ飛び抜けた音で鳴っています。

ハンダ鏝が握れるまで、残っていると良いのですが・・・
それでは、お体に気を付けてお仕事頑張ってください。
Commented by Bunpei at 2018-01-09 21:22 x
私は、ES9038PROファンなので、非常に興味深く記事を読ませていただきました。

記事を拝見して、自分自身では柳田さんの基板を持っておらずちょっとよく理解できなかった点があります。記事の中で、ES9038DM2、ES9838DM2、ES9838DM、ES9083DM2と4種類の呼び方が使われているのですが、これらは別のバージョンを指しているのでしょうか?それとも同じ今回のリニューアル版のことを言っておられるのでしょうか?

また技術的な点で2つほど質問させていただきたいことがあります。

これまで何人かの方が頒布されているDAC基板によって、ES9038PROチップが発熱して放熱フィンを付けておられるものと、その必要がないものがあるようですが、今回のリニューアル版ではいかがですか?

リニューアル版ES9038DM2を、I2S入力で使っておられると思うのですが、その際にDACチップに入力するマスタークロックとI2S入力信号は同期でしょうか?非同期でしょうか?
Commented by okamoto-arch at 2018-01-10 13:25
Bunpeiさん お久しぶりです。
コメントありがとうございました。

ES9038の間違えです。すみません。^^;
DACとしては、初代バージョンのES9038DMと今回試聴したES9038DM2があります。
文脈から判断してください。

ES9038PROの冷却フィンについては、あった方が良いかと思いますが、現在、出力フォーマット以外はデフォルトの状態で使っているので、100MHzの非同期です。
ES9038PROの温度は、人肌くらいです。
MCLK=XINとし、同期させればもっと音がよくなるでしょう。
ただ、その時は冷却フィンが必要になると思います。
また、ジッタークリーナーも使っていません。

以上でよろしかったでしょうか?
Commented by Bunpei at 2018-01-10 21:53 x
ご説明ありがとうございました!

なるほど。ということは、まだまだ伸び代があり、環境を整えたり部品を取り換えたりすると、もっともっと良い音になりそうな気配ですね。

改良なさったらならば、どうかブログでご紹介下さい。期待しています。


<< やなさんAK4497DM2 再試聴      謹賀新年 >>