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Studio Okamoto の 徒然日記

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2017年 07月 26日

Lundahl LL1524 その2


Lundahl LL1524 その2_d0138082_03241734.jpg
 真空管プリアンプのバランス出力用トランスLUNDAHL LL1524を組み込む前に、トランスを外付けとしてテストを行いました。
おっと。ノイズがすごい。バランス出力のグランドはトランスの2次側の中点としましたが、これじゃダメなようです。
問題点がもう一点。
ボリュームがかなり小さいです。困ったな。
LL1524は1+1:1+1のトランスなので、単純にプリアンプのアンバランス出力をトランスでバランス出力に変えればよいと思っていましたが、それじゃダメみたい。


 
Lundahl LL1524 その2_d0138082_03462646.jpg
とにかく別のトランスで試してみるよう。
ということでLL1538XLでバランス出力を試してみました。
あれれ、ノイズがありません。ボリュームはアンバラと比べると、少し小さいけど、実用範囲。
でも、マイクトランスのため耐入力不足なのか、悪くないけど良いとは言えない。
アンバランスより、悪い気がする。
LL1524ではノイズが出るのにLL1538XLでは、ノイズがでない。
どこに原因があるのだろうか。

トランスの回路 それともインピダンス  ????

Lundahl LL1524 その2_d0138082_08060611.jpg
10kΩ:600Ωのタムラ製の古いトランスで、10K受け600出しで試してみます。
これも、ノイズがありますが、LL1524ほどではありません。
音量は、少し上がりました。

トンビさんの助言をもとに、バランスのグランドをプリのシャーシからとりました。

おっと、嘘のようにノイズが無くなりました。
感謝感謝!
高域は伸びていませんが、結構いい感じです。
低域の迫力は、レビンソン以上かも

ノイズ問題は、これで解決しました。

残りは音量問題です。
トランスのインピダンスが影響していることは、想像出来ます。
ただ、LL1538XLは200:5kΩです。
タムラの古いトランスは600:10kΩです。
偶然LL1538XLがベターマッチだったのでしょうか?

では、ベストマッチを求めて
Lundahl LL1524 その2_d0138082_09411595.jpg
以前、asoyajiさんから頂いた、10k:600Ωトランスです。
音量はタムラの古いトランス(10kΩ:600Ω)と変りありません。
音に関しては、帯域が上下とも少し狭いように感じます。

次は、これ
Lundahl LL1524 その2_d0138082_09472852.jpg
これも、タムラの古いトランスです。
1次側が2k・1.5k・750・600Ωの4種類から2kを2次側は600Ωとしました。

音量は、LL1524ほどではありませんが、やはり少ないです。
音に関しては、ここまでで聞いたトランスの中では、最も良いです。
音の立上がりが早く、力強いです。
高域も音に芯があって、漂うな音とは正反対の音ですが、私好みです。
ただ、このトランスは大きすぎて、ケースの中には入りません。
あと、プリのボリュームをMAXで、爆音状態になります。
プリのボリュームがMAXというのも、どうなんでしょうか。
ケースの中に入らないのは、良としても、ボリュームは何とかしたいな

音量に関しては、1次側のインピダンスに影響を受けることは、ほぼ間違いないようです。
トランスの一次側の直流抵抗を測定すると、
LL1538XLは1,050Ωほど
タムラ(10k:600)は278Ω
タムラ(2k:600)は52Ω
asoyajiさんから頂いたトランスは652Ω
ちなみにLL1524は15Ω
直流抵抗値に比例して、音量も大きいような気がします。

20K:20kΩほどのトランスがあれば、良さそうだけど
段間トランスを探して見ます。


by okamoto-arch | 2017-07-26 13:40 | オーディオ&音楽 | Comments(5)
Commented by 名無しの権兵衛 at 2017-07-26 22:49 x
プリアンプの真空管出力部分の回路を確認しないで
闇雲にやっても良い結果は出ないのでは?
真空管の規格書を見ればプレート、カソード何ボルトの時に
負荷抵抗が何オームだと出力が何ボルトと取り出せるみたいな
推奨動作例が書いてあるのでそこからトランスの一次側の抵抗値を拾ってくれば
良いと思います。
インピーダンスはあくまでも
交流電圧に対しての抵抗値です。動作点を決定する直流抵抗値は
守らないとまともに動作しないように思います。
Commented by Bunpei at 2017-07-26 23:24 x
バランスの出力とバランスの入力を接続する場合、GND(XLRの1番ピン)を接続しなくても成り立つ場合が多いと理解しています。GND接続無しの場合のノイズ有無をご確認されていますか?
ところで、今回のトランスによるアンバランス=>バランス変換が、絶縁も意図されているのでしたら、プリアンプのシャーシをGNDとして接続すると、絶縁は実現できないことになってしまいますね。
Commented by okamoto-arch at 2017-07-27 04:38
名無しの権兵衛さん
コメントありがとうございます。

電気音痴を露呈してしまいました。^^;
CDプレイヤーのライントランスと同じ感覚でつないでしまいましたが、それでは、動作に問題があるようですね。
トランスのインピダンスを考慮して、プリアンプの抵抗を決めなくては、いけないのでしょうね。
もうちょっと勉強して再挑戦します。
御指南ありがとうございました。
Commented by okamoto-arch at 2017-07-27 07:42
Bunpeiさん

絶縁の御指南ありがとうございます。
確かに、そうですね。
チャンデバの入力トランスで、絶縁できているので、いざという時も大事にはならないと思いますが、ノイズが出なければ、やはりプリの送り出し側で絶縁したいと思います。
GNDを外して、音出ししてみましたが、やっぱりブーンノイズがでました。
Commented by がぼてん島 at 2017-07-30 17:24 x
そうですか、失礼いたしました。
昔のアナログテスターと違って、デジタルテスターは抵抗測定時に流れる電流も桁違いに少なくなっているので
影響が少なくなっているのでしょうね。
手持ちのデジタルテスターで抵抗測定時の電流を測定したら、最大で0.5mAと0.35mAでした。
アナログテスターで数十Ωを測定する場合は、数十mA近く流れるので、デジタルテスターの普及した今では
ライントランスにテスターを当てるべからずは、大した意味がないのかもしれませんね、認識を改めます。


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