Studio Okamoto の 徒然日記

okamoto1.exblog.jp
ブログトップ
2017年 06月 01日

やなさんのES9038S・ES9028DM・R-2R 3DAC聞き比べ

やなさんの3つのDAC ES9038S・ES9028DM・R-2Rを聞き比べしました。
試聴に使った音源は、
Carmen-Fantasie(Mutter)より、Tzigane
Orenda(Joanne Shenandoah) より、Passage・Passage・I Am Your Friend
We Is(Kahil El'Zabar, David Murray)より、One World Family
以上です。
d0138082_19205224.jpg
まずは、ES9038Sです。(上段の赤い基板)
前にも書きましたが、とにかくまとまりが良いです。
とても、優等生な鳴り方です。
音像がしっかりセンターにピンポイントで定位します。
小型スピーカーやヘッドフォーンには、最適なのではないでしょうか。


d0138082_19210686.jpg
次は、ES9028DMです。
ES9038Sと大きくはかわりません。
音像が大きくなり、等身大の音像となります。
We Isでは、バスクラの迫力が増します。低域の再生能力が向上するのではないでしょうか。
試聴に使っている、Grundig360では、少しオーバースペックかな。

この二つのDACは、音量を下げると、私の耳では、違いを聞き分けるのは、困難です。
そして、ノイズ感を感じません。
出来れば、I/V変換方式も、S/Nのよい方法を採用した方がよいと思っています。
トランスの場合は、とにかくS/Nの良く、帯域の広いものを選ぶとよいと思います。
私ならば、音作りはケーブルワークで、行います。

d0138082_19211461.jpg
最後は、R-2Rです。
ES90○8DACと較べると、音が暖かく感じます。
ES90○8DACの後に聞くと、まるで、アナログを聞いているような気がします。
しかし、ES90○8DACがデジタル臭いという訳ではありません。

なぜだか、音楽が聞いていて、楽しくなります。
多分、エネルギーバランスが良いのでしょうね。

でも、問題が無いわけではありません。
ES90○8DACの後に聞くとS/Nが良くないと感じる人もいるでしょう。
また、ノイズ調整をしなくてはなりません。
また、高域の特性はES90○8DACより劣ると思います。
もともと、あまり美しくない音色のMutterのバイオリンの再生が苦手です。

ES90○8とは、対極の位置にあるDACのような気がします。
ES90○8やAK4497などは、DACチップの性能を上げて到達する世界。
R-2R基板は二つの抵抗を使ってデジタル値をアナログ値に変換する方法で到達する世界。
スペースファクターを考えると、今後の主流はDACチップを使った変換方式になることは、疑いの余地はないが
R-2R基板の音を聞くと最高のアナログを聞いているような幸せな気持ちになります。

また、R-2R基板は製作が容易です。
半田鏝初心者でも、少し練習すれば製作可能です。
また、老眼にも優しいパーツの大きさです。
4・5年前にやなさんと楽しんだDSD原理基板を思い出します。
音源がPCMとDSDの違いがありますが、工作レベルと見た目は似ています。
そして、音に関してもDSD原理基板の延長線上にあるのかもしれませんが、その時よりもかなり進歩していると思います。






[PR]

by okamoto-arch | 2017-06-01 08:05 | オーディオ&音楽 | Comments(10)
Commented by てにえ at 2017-06-02 06:21 x
興味深いレポートをありがとうございました。R-2Rにも惹かれます。この基板は、抵抗の精度に左右されるでしょう。昔、フィリップスのDACには、精度の差によって、クラウンやダブル・クラウンがありました。

やなさんは、0.1%の精度の抵抗を採用されていますが、調べてみると、0.05%、0.02%、0.01%も入手は可能でした。

無論、精度とともに価格も上がるので、0.01%などは現実的ではなく感じられましたが、0.05%なら何とかなる範囲で、ただ1000個単位で買わないとかなり高いので、どうしたものか思案しております。
Commented by てにえ at 2017-06-02 08:39 x
先ほどのコメント送った後、再度調べたところ、RSコンポーネンツにて、0.05%が20個単位で、1.5kは@12.35円、3kは@55円で買えることが判ったので、衝動的に140個ずつ買ってしまいました。これだけ買って税込み1万円強でした。
Commented by やなさん at 2017-06-02 15:52 x
てにえさん、こんXXは。

0.1%を選んだのは、実験的な基板ですので、コスパ最優先としたためです。
0.01%がオススメです。

でも、ICの内部抵抗分も考慮しないと、抵抗の精度以上に誤差が大きくなります。
抵抗値を大きくする事で内部抵抗分の誤差を小さく出来ますが、抵抗値を上げると抵抗雑音が増えます。

何れにしても、究極を追求するには、ICの選択や抵抗値、誤差率等、色々と試すことが多いですね。
Commented by てにえ at 2017-06-02 17:41 x
やなさん、コメントありがとうございました。

確かに0.01%で試したくなりますね。でも、懐具合と相談して、兎も角0.05%を買ってみました。

ICの内部抵抗まで考慮した場合、どのように精度を出すのか難しそうですね。まずは、0.05%で作ってみます。
Commented by okamoto-arch at 2017-06-02 23:30
てにえさん 臭覚が凄いですね。
R-2R基盤 個人的に一押し基盤です。

やなさん
0.01パーセント試したいですね。
希望者がたくさん集まれば、可能ですが、
集まるかな?
Commented by てにえ at 2017-06-03 07:17 x
okamotoさん、おはようございます。

昨日のやなさんのコメントを読んで、改めて0.01%の抵抗を探しました。

無論見つかるのですが、私が見つけた中で最も安価な物で@1,500円ほど、しかも、その値段でRと2Rが揃いません。ですから、R-2R基板に必要な264個の抵抗を揃えようとすると、@2,000円で計算しても50万円超になってしまいます。

たくさん買って安くなったとして、4分の1で買えたとしても10万円は超える訳で、私としては0.01%は無理かな、と思っています。

もっと安価に買えないか、引き続き探してはみます。
Commented by やなさん at 2017-06-03 16:29 x
0.1%でもICの内部抵抗分と同じくらいの誤差です。
0.01%まで精度を上げると、内部抵抗分の誤差の方が大きくなってしまいますね。

DigiKeyでなら、1個250円程で買えそうですが、私が代行購入するのは金額的に無理です。
Commented by てにえ at 2017-06-04 08:02 x
やなさん、情報ありがとうございます。

Digikey 見てみました。確かに0.01%の2012 (0805)が、1個単位で買えますね。ただ、Rと2R を揃えようとすると522円とか1022円などの単価で買う必要がありそうです。

仮に@500円としても、10万円を超えてしまいます。なかなかおいそれと買える金額ではありませんね(少なくとも私には)。
Commented by やなさん at 2017-06-04 14:18 x
1個の値段は522円ですが、132個なら1個辺り344円です。
消費税込みでトータル10万円弱ですね。
7人集まって、1000個買えば、1個辺り234円です。
端数分が無駄になるのが勿体無いですが。
Commented by okamoto-arch at 2017-06-04 14:48
0.1%を購入して選別してはいかがでしょうか。
ようは、Rと2Rの組み合わせになれば良いのですから


<< 迷惑なお客さんⅢ      迷惑なお客さんⅡ >>