今さらの感もありますが、話題のラズベリーパイ(Raspberry Pi)をトンビさんから、お借りして試聴しています。
6x9㎝の基盤が、ラズペリーパイBtypeという小さなパソコンです。
SDカードにVolumioというOSをインストールして使います。
ラズベリーパイの良いところは、I2S出力を備えているところです。
写真のラズベリーパイには、I2S接続で
アドオンDACが乗っています。
Voluminのインストールおよび設定方法などは、asoyajiさんの
PCで音楽に詳しく乗っていますので、そちらを参考にしてください。
VoluminもVoyage同様、NASに保存された音楽データーを再生します。
電源はUSBで5V電源を供給します。
初めは、USB充電池を使っていましたが、消費電気に追いつかず、不安定でした。
iphoneのACアダプタを使用。動作が安定しました。
この状態で、視聴開始。
第一印象は、ノイズがなく、すっきりくっきりな音です。
そのため、空間情報が明確です。
音の線が細めですが、とても、基本性能が良いと感じます。
次にvolumioの設定で32bit96KHzにアップサンプリングして出力してみます。
アップサンプリングによって、さらに情報量、分解能が良くなり空間情報もさらに明確になりました。
現行システムと比べると、音の深みなどは、現行システムの方が良いと思いますが、
空間表現は、ラズベリーパイ+アドオンDACが勝ります。
試しに、ACアダプタをipadに付属のものに交換しました。
あらら、音の線が太くなりました。
鉛筆の芯に置き換えると、2HからBに替わったような気がします。
現行システムとその当たりもほとんど同等の音です。
空間情報が明確なので、現行システムを超えているように思います。
追記
iphoneのACアダプタの定格出力は1A
iPadのACアダプタの定格出力は2.1A
ちなみに、ラズベリーパイには0.7A電気が流れるようです。アドオンDACはどれくらいの電気が必要なのかわからないけど
1AのACアダプタだと、余裕がないので、音痩せするのかな
RSコンポーネントの資料を調べると、PAWER 2A と書かれているので、
継続して安定動作させるには、iPadの電源アダプタが必要でした。
ラズベリーパイとアドオンDAC合わせて8千円。
この価格で、この音は信じがたいけど、現実です。
7年前にPCオーディオを近所のT氏に誘われて、やり始めましたが
そのころと比べると、月とすっぽん以上に進歩しています。
現行システムは、PCからの音楽信号の取り出しを、USB接続でエレクトロアートのUDAで行っています。
この方法が、3年ほど前は最善の方法だったと思います。
しかし、ラズベリーパイの出現によって、PCからI2Sで信号を出力できるようになり、デジタル信号の経路がすべてI2Sになり、ノイズ面の改善に大きく寄与していると思われます。
PCオーディオは、ノイズとの戦いと言えるのかもしれません。
今後は、I2S出力を利用して、他のDACも使ってみたいと思います。
また、新たな楽しみが見つかりました。)^o^(