ヨーロッパ的響きの演奏なのだが、どう表現して良いのかわからない、独特のスイング感がいい。
時には激しく時には優しく、私の心を揺さぶる演奏です。
この、CDは、金沢で
cowry coffeeを経営している、若きオーナーに教えて頂きました。
YouTube でも聞くことが出来ます。
ERIC DOLPHYの二つのアルバムは、LPで持っているのですが、仕事中に聞けないので、何かのついでがあれば購入しようと、ずっと考えていました。
そういう意味からすると、念願のCDと言えるかも(*^-^*)。
特にLAST DATEは、私が高校2年の時に、初めて購入したアルバム。
この演奏を聴いて、Jazzを聞くようになった記念のアルバム。もし、このアルバムを聴いていなかったら、私の人生は、どうなっていただろうか?
DOLPHYのアルバムの中で、最も絵画的演奏なのか OUT TO LUNCH。
同時に、最も評価が分かれるのも、このアルバムです。
100点満点の評価をする人もいれば、0点の評価をする人もいる。
確かに、評価が難しいアルバムである。
このアルバムは、それでいいのである。
不安や苦悩 喜びや快楽 人間のいろんな感情が描かれている演奏なのである。
DOLPHYの演奏スタイルは、基本的に変わらないが、このアルバムの共演者は、他のアルバムに比べて格段に優れているため、それまでの演奏よりもDOLPHYの音楽が、より明確に表現されていると感じる。
BOBBY HUTCHRSONのvibもRICHARD DAVISのbass そしてANTHONYのdsが効いている。特にANTHONYが加わった効果は絶大である。
そのため、不安や焦りといった人間にとって不快な感情にさらされ、いたたまれなくなる。
私も、当初はこのアルバムをなかなか最後まで聴くことが出来なかった。
でも、この年になると、感性が鈍るので、ちょうど良い刺激になるようで、とても心地よいのである。(*^-^*)
さて、リッピングも終了した。
しばらくは、仕事中に3枚のアルバムを聴くことになるだろう。
Bernardo Sassetti