最新やなさん原理基板1/8W抵抗バージョン2機種を視聴しています。
それに我が家のチップ抵抗の最終バージョンを加えて、3機種でガチンコ視聴をしました。
写真左は我が家のチップ抵抗バージョンです。
右が今回私の1/4W抵抗のやなさん原理基板の音を聞きたいと実現した1/8Wバージョンです。
右下がチップ抵抗バージョンと同じICを使ったバージョンです。
右上は、今回初登場の、ローノイズIC(3.3V)を使ったやなさん原理基板です。
チップ抵抗と1/4W抵抗の違いだけで無く、コンデンサがOSコンに変わっています。
違いが解りづらいと思いますが、左が従来の5V仕様でコンデンサ容量が56μFとなっています。
右がローノイズ3.3Vバージョンでコンデンサ容量が47μFとなっております。
チップ抵抗基板は、エージングが済んでおります。
1/8Wバージョンの2つの基板は70時間ほどエージングしました。もう1日エージング出来れば・・・
何時までも、お借りしているとやなさんに申し訳ない。
さて本題の音の違いについて、
チップ抵抗バージョン
音離れが良くて、切れがあります。
良い音だ。
まずはこれをレファレンスとします。
1/8W 5Vバージョン
ノイズ感は変わりません。
1/4Wの抵抗を直列につないで、半田止めしているので
見た目、リード線の小口から、ノイズが入ってくるような気がしただけです。
建築をやっていると小口の処理が気になりるもんです。
ちょっと心配しましたが、私の環境ではいらぬ心配でした。
低域が力強くなります。それと、中低域が充実します。
エネルギーバランスが少し低域よりにシフトするので、高域ののびが無くなったように感じます。
そのためか、空間情報が少し曖昧になるような印象に感じますが、我が家では高域のボリュームを
上げることにより、解決しました。
コンデンサの容量の違いも音に影響していると感じました。
中低域を重視したい人は、56μFが良いと思います。
中高域を重視したい人は47μF以下のコンデンサを選ぶとよいと思います。
あくまでも憶測に過ぎません。
チップ抵抗と1/4W抵抗の差はあるものの、優劣を付けるほどの差ではありませんが、若干1/4W抵抗が良いかなって感じです。
次にローノイズ3.3Vバージョンです。
こちらは、ICが違うためでしょうか、音がなめらかです。より
アナログ的と言えるかもしれません。
そのため、迫力満点のプレゼンテーションを好まれる方には、5Vバージョンの方が良いと感じるかもしれません。
ただし、フルオーケストラの楽器の分離感などは3.3Vバージョンの方が上です。
耳に聞こえないノイズが減ったためだと想像しています。
また、低域は静かに伸びより、現代的な音になります。
でも、両者の差は聞き比べて解る程度で、どっちもありです。
この3つのやなさん原理基板の音の差はわずかです。
個人的な好みとして
チップ抵抗<1/4W_5V=1/4W_3.3Vです。
原理基板だけで、音が決まるわけではありませんので、
これだけのクオリティーがあれば、どのバージョンでも、満足出来ると思います。
今まで、好き勝手に、感想をやなさんに伝え、その都度改善してくれたおかげで
すばらしいDSD原理基板になったと思います。
ここまで来るのに、私が知る限り7つのバージョンがあったと思います。
開発には、大変な労力と費用がかかっていると思います。
本当に感謝です。