M64 3号機をGET
M64は、音も良いし安い。
高級感が無い。無骨と言えば無骨だが。
使われているパーツも大したものが使われていない。
なので、気軽に部品交換が出来る。
1号機と2号機は本質的には同じ傾向の音だが、違った音個性を感じた。
カートリッジとアームに合わせてチューニングが出来れば、コストパフォーマンスは高い。
そこで、GT2000L用にもう1台M64をGETと言う訳だ。
今回のM64 目を引くのがカップリングに使われているSPRAGUEのタンタルと思われるコンデンサ
しかし、容量は不明。
デカップリングは1号機と同じ5μF
本来、22μFなのだが・・・・何か意図があるのだろうか?
トランジスタは1号機と同じ
その他はDATE SHEET通りのパーツがついていた。
最初の音出しは朝仕事前に15分
アルバムはZEBRA
おっと。音の立ち上がりが早く、鮮度がある。
しかし、低域がすぱっと切れている。
我が家がディスコに変わったような感じだ。
しかし、それ以外はバランスもよく、解像度も良い。
これは、当たりかも
夕食後2度目の試聴
う~ん!
いけるね
朝よりも低域が出ているぞ
ディジョネットのシンセ-ドラムもびしっと決まる。
レスター・ボーイのトランペットもブリリアントで美しい。
これはビンゴ!!
翌日、Kazzさんのコメントにあるように、2号機をLOW LEVEL出力で聞いた。
2号機は出力段の抵抗が本来の680オームから5.6kΩに変更されて、
「LOW LEVELでも音量が使えるのでは」ということだった。
またもやZEBRAでの試聴。
解像度や音色は変わらないが、低域に力がある。
HIGHT LEVELに切替えて聞くと、高域が若干歪みっぽく感じる。
低域もなんとなく薄い。
プリの入力インピダンスが14KΩなのが影響しているのかもしれない。
2号機はLOW LEVEL 出力で聞くのがよい。
前オーナーはLOW LEVEL出力で使う事を前提に抵抗を替えたのかも
M64は基本性能は良いと思う。
また、手軽に改装出来るのでフォノイコに限定すればかなりの実力がある。
ただし、電源は安定化電源から直接DCを入れなければ、その真の性能は発揮されない。
M64 1号機のカップリングIコンデンサの銘柄が揃っていなかったので、NichiconのMUSE4.7μFx50V(バイポーラ)に交換し、5日が過ぎた。
現在GT-2000L+205C-ⅡLと組み合わせている。
交換当初は音が艶やかになったな程度だったが、今日はかなり良かったな。
中高域の解像度がよくなり、低域が弾み出した。
これは楽しみです。
2号機と3号機のカップリングコンデンサの容量を測定した。
2号機は方チャンネルが1.66μFもう片方が4.53μFでした。
もともと4.7μFだったようですが、片方は容量抜けしてしまったようです。
でも、私の耳では左右の違いが聞き取れません。^_^;
3号機は、0.98μFと1.02μFでした。DATE SHEETでは4.7μFですが、もともとの容量がわからない。
1μFだろうか。だとすれば、何か意図があったのか。
それとも、試聴したうえで決めたのか・・・・・
迷走しないように測定したつもりだったが、かえって謎が深まる結果になってしまいました。
測定しなければ良かったかな。^_^;